人生の課題。「尽きることの無い欲」10年来付き合ってきた私なりの現時点の持論

人間には本能的に「欲」が具わっています。心理学、哲学、宗教等、その捉え方は様々ありますが、一般的には、欲求は人生において必ず存在する不可欠なものとされています。


今回は、私なりに欲との付き合い方を見直す過程を経て、従前の経験則を基軸に、今後に活かせる対処法を考察したいと思います。


はじめに、タイトルには10年来と書きましたが、実際のところはもっとずっと昔から思うことはあったけれども、具体的に生きる上での「課題」として、重要な位置付けだと明確に意識し始めたのが20代前半の頃だった為、事実上の実践期間は10年とします。


次に、欲の種別について。
一般的に、三大欲求、仏教上の五欲、転じて七つの欲求があると言われています。
このように、昔からある考え方や、そこから新たに転じた推考についても、否定しません。
それらを踏まえた上で、私が考える欲についての私的論理を記します。


まず、大枠として、2つに分けます。
1つは、生理的欲求。食欲、性欲、睡眠欲等、生命維持のために必要な基本的欲求です。
もう1つは、精神的欲求。物欲、知識欲、承認欲、支配欲など、無くても差し当たって生命維持は可能だが、人によっては、その有無が精神面に影響を与えうるものです。


人は、これらの欲求を満たそうとして、努力します。
ごく自然な行為で、無意識的にも行う生活の一部です。


欲があるからこそ上手くいくこともあります。
例えば、将来、物を買う目標を立てて、その為に頑張ろうと思う事。
他には、仕事の面では、時として「支配欲」が功を奏する事もあります。
一方で、「共感欲」も同様です。
欲は常に身近にあり、人の原動力にもなります。


しかしながら、そこには弊害もあると感じています。


欲を持つことのデメリット。
まず、単純に疲れます。


当該事案によっては、面倒だし得るものが少ない事もあります。


「単純に、最速で、成果に到達する。」


それが現況、私の求めているものなので、目的達成のためなら、余計な欲は不要です。


では、何をもって「余計か否か」を判定するのか?


千差万別になるため、率直にいうと、「主観」としか言えない。
私はそう勘考しています。


いつか、この「主観」についても、別の記事にて掘り下げたいと思います。

 

欲と付き合う上で大切な事は、主観を基軸とする取得欲、時間欲等のあらゆる欲求に、囚われ過ぎない事です。

先ほどデメリットの事で少し触れた、目的達成欲も構成要素の1つですので、突き詰めると、結果的に、バランスを勘案した総合的判断が重要だと、考察しています。

 

大事な人を、大切にする為に、例えやりたい事があったとしても、欲に囚われ過ぎないようにした方が、良いのではないでしょうか。